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白拍子の庭

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無意識の存在

『無意識の存在』


幼き頃より舞いに邁進、精進してきた白桜…


将軍の寵愛を受けた現在でも舞への情熱は飽くことはなく


その努力を表に見せることもなく


舞えば、全ての人を魅了する


ただただひたすらに舞う白拍子白桜…っていうのを描きたかったのです!!


が、元締めのSSを読み、幼いながもプロの白拍子である宗ちゃんではありますが、今や将軍の前で舞う時ついつい無意識に将軍が何処にいるか探してしまうんだろうなと…(恋する白拍子!)


近目であるがゆえ、舞いながら目を細め将軍の居場所を確認


その視線に将軍は釘付けになってしまうのでしょう





そんな白拍子白桜の舞…






minminさんが白拍子をブログにアップしてくれていましたので、早速ハンティングして参りました!!!
もう、ふわりと綿毛のように軽やかに舞っているだろう姿が目に浮かびますv
白拍子は兄さんが研究マニアなら白拍子は舞マニアです。
恐らく研究にも余念がなく、離れで将軍が白拍子を放ったらかしている間はずっと舞の稽古に励んでいるはずです。
大抵は飽きる事も無く舞の稽古の没頭してはいるのですが、それ以上に忙し過ぎて来なすぎる将軍森。いくら舞が好きだってあんまり放ったらかされるとジレジレになる白拍子v

ですのでいざ、宴で舞いを披露ともなればはりきるに違いありません。
ただ、前ば軽やかに、そして武者達の囲む中で、
「どうじゃ、わらわの舞をみてみよ」
と、自慢げにま舞に集中していく白拍子でしたが将軍前で舞を披露すると、どうしても将軍を意識してしまうのでしょう。
その上、白拍子は近目故にしかと将軍の姿を確認出来ずに、舞っている最中常に将軍の姿を目で探し見つければ目で追う。
でもそれが舞に以前にもまして艶を与えて、宴に来ている者を増々魅了しているに違いありません。

ああ・・・妄想の暴走してしまいそうなので抑制。

大ニュースがあるのです!
素敵なminminさんの舞う白拍子を見て、白拍子SSを書いて下さった方がいらっしゃいましたv
コラボコラボv
いいですね、萌えの連鎖、化学反応><!

ということで、SSは続きから〜




















「退屈じゃ!!哲博!そなた妾をなんだとおもっておる!」

久しぶりに昼間に離れを訪れてみれば、むうっとほほを膨らませ怒りをぶちまける白拍子に、近くに控えた女房がたしなめようと口を開こうとした。

それを手を上げることで制し、退室するよう促すと「まったく甘いのだから」と口には出さぬが顔にだしてやれやれと人払いをし、自分も退室する。

白桜を任せられる数少ない信用に足る女だ…。

「今日は珍しい書をもってきたぞ」

そう話かけると「え!?」と嬉しそうな顔をしたが、それも一瞬で、

「そんなことでは誤魔化されないからな!!」

と無理に怒っているふうを装うとしている様子が可愛くて思わず笑ってしまう。

「哲博!」

「あぁ…悪い悪い…どうしたというのだ。随分機嫌が悪いの」

「だから妾をなんだとおもっておるのじゃ!」

「……?…」

なんだと問われれば愛しい寵妃とでもゆうべき存在なのだが…多分そんな答えが欲しいわけではなさそうだ…

さてなんと答えたらいいものか…

「妾は白拍子ぞ!」

「!」

「舞ってこその白拍子だとゆうのにっ!こちらにきてからほとんど舞う機会がないのじゃ!」

「………」

それはそうだ。
こちらにくる前はそれはそれは人気で引っ張りだこであった白桜であったが、将軍のお気に入りとなって、将軍にひきとられたとあれば、誰が呼べるものか…。
持ち主である将軍が開く宴ぐらいしか出番はないのに、その将軍が白桜を人目にさらすのをいやがっているのだから。

「……のう…哲博…」

白桜が上座に座る哲博のそばに膝立ちで寄ると、歳のわりに艶かしい表情で語りかけてくる

「花は愛でられてこそ美しく咲くとは思わんか?」

「ここから見えるあの立派な桜も妾しか見るものがいないから寂しそうだったではないか」

真剣に見つめられ…つい吸い寄せられるように唇を重ねた…

「……わしにだけ舞って見せてくれればいいではないか…」

照れて逃げるかと思ったが、頬を赤く染め潤んだ瞳を伏せながら

「……滅多にこないくせに…」

そんな可愛いことを言ってくる…

「そうだな…ではつぎの満月に一席もうけるか…」

「月見か!!よいの!ありがとう、哲博。そなたに恥をかかせぬよう、見事に舞ってみせるゆえ…楽しみにしておけ」

嬉しそうにそう感謝されると、月明かりならば薄暗いから白桜をみられてもまだいいか…などと考えたのは黙っていようと思う

しかし、そんな思惑は逆に月明かりで神秘さをました白拍子に打ち砕かれ、好評に終わった月見の宴とご機嫌な白桜とは裏腹に…将軍様の気苦労は増えるのでありました。








minmin さまの素敵絵に誘われて~、舞いを披露する白拍子を書くつもりが、宴を開け!踊らせろとだだをこねる宗ちゃんになるという、予定通りにいかない卯月くおりてぃショートSS になりました。
どうしようかと元締めとminmin さんに送りつけ…満足してたら、庭にあげてくれるとのこと…ありがたや、ありがたや(^人^)
庭はイラストメインだっていってるでしょう!というお怒りはごもっとも!
さて逃げろっ!!






はい。
卯月さんがminminさんの絵に誘われて、SSを書いて下さいました!!
「こんなん出来ましたけど・・・」
ってメールを頂きまして、読了後、即座にこう答えました。
「庭に提出!」

こんなにきゃわゆいSSを逃すはずもありません。
頂きましたあと、あら、なんだがワンワン言ってる良い日があるわということで、11/1が二人の萌えの連鎖の公開日と相成りましたv

しかし、なんてかわいい白拍子でありましょうか。
minminさんの存分に舞う可憐な白拍子を見た後に、あの絵の前にこんなかわいいやり取りが合ったとは・・・!
将軍森永は余り白拍子を外に見せたくない気持ちはよくわかりますv
そりゃそうですよね、折角離れで大事に大事に隠しているんですから。
でも、普段放ったらかしているので機嫌を取るのも必要ですから、それは宴で舞を舞わせるのが一番なのもわかってます。
しかも、大事に隠しておきたい反面、見せびらかしたい気持ちも良くわかります。
その相反する気持ちと戦いつつも、白拍子の要望に答えてしまう甘甘将軍、最高っす><!!

素晴らしい萌えの連鎖を拝見させて頂きました。
庭得なこのコラボレーション、コレクションさせて頂きますv

本当にお二方とも有り難うございました!!!!


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