『秋の夜長と虫の音と熱り』
離れを訪れた将軍と共に月に照らされた庭を眺めながら虫の声を聞いて過ごす秋の夜
風もすこし冷たく感じられてきたころ宗ちゃんがくしゃみひとつ…
すかさず将軍が宗ちゃんをお膝に乗せて「温いであろう」などと言いながら抱きしめてあげるのですよv
お膝に乗せられた宗ちゃんは、「わらわを童扱いするでない!」とか「哲博あつい!」とか…
戯れながら2人の夜は更けていくのです。
minさんが素敵な白拍子絵を描いてくださったので勾引して参りました!
もうね、お膝に乗せられての悪態が、どんだけツンデレなの!!ってもうきゅんきゅんでございます。
そんなきゃんきゃん五月蝿い白拍子もぬくぬく楽しくお膝に乗っけて満悦な余裕大人な将軍がもうツボでございます。
そしてまた情景が良い。
寒くなって来ると自然距離が近くなっても気になりませんし、秋の庭などムード抜群です。
秋の夜長はこういうためのもの。
もっといえば、秋の夜長はもう白拍子お膝に乗っける為のものといっても過言ではありません!!←はい?
さて、こんなムード抜群なminさんの絵にまたまたうっかり文章を付けちゃったという方がいらっしゃいますよv
もうね、このまさにも妄想しなさいと言わんばかりのminさんの絵ですから!!!
その文は続きからどうぞ。
また色々言いますのでその後で〜。
いってらっしゃい。
日が暮れるのがはやくなったな…と思う
昼間は暖かいが日が沈むと急激に寒くなる…この寒暖差で山の木々が色づき我々の目を楽しませてくれるのではあるが…
宗は体調を崩してないだろうか…
大事な大事な小さな存在のことを思う時の彼は、普段の威圧的ともいえる雰囲気とは真逆になる…
そんなお顔は公式の場ではお控えください。と側近のひとりに釘をさされた。
彼は将軍である。
一度隙をみせたら困るほど敵は多い。
宗の存在が大きな弱みであることは承知しているが、かといって手放すことなど考えられなかった…
「宗…?」
離れについたが肝心の宗がいない…
寝所も覗いたがいなかった…
またすれ違ったか…と思い、自分の寝所へ帰ろうとすると
「くしゅっ!!」
外から可愛らしいくしゃみがした…
「ここにいたか…」
「どこにいようとわらわの勝手であろう?」
「……そうだな…」
「……月が……月が綺麗だったから見ていただけじゃ」
たまにしか姿をみせない哲博に、ちょっと意地悪のつもりでつれない態度をとってみたものの、すこし悲しそうに返事をされて…聞かれてもいないことをいってしまう宗…
会えて嬉しいと素直に言えたら…きっと喜ぶのだろう…
そうわかってはいるが、普段ほったらかされてる身としては、意地悪のひとつもいってみたくなるというもので…
「くしゅっ!!」
「大丈夫か?」
「だっ…大丈夫じゃ……っくしゅっ!!」
「宗…おいで…」
そっと後ろから…包まれるように抱き締められ、その暖かさにほっとする…心音が心地いい………
「すっかり冷えてしまっているではないか…」
「……哲博が早く来ぬからじゃ…」
その物言いはまるで会いたかったと言ってくれているようで…哲博の頬は緩んだ…
「…虫の音色もする…今夜は本当にいい月夜だな…」
「っ!」
「?…宗?…どうした」
「む…虫の音色などっ…このように抱き締められていたら聞こえぬわっ!」
そう言いながら哲博を睨み付けた宗ではあったが、頬は赤くそまり全く怒ってるように見えない…必死に虚勢をはるさまが逆に可愛らしい…
「そうか?」
「何を笑っている!!」
「虫の音色が聞きたいなら、この腕から逃げねばならぬが…どうする?」
「…!っ…………」
意地の悪いことを言われ、宗は顔が真っ赤になった。
可愛らしい小さな口がぱくぱくと…なにか文句をいいたげに動くが、しばらくそうしたあと、恥ずかしげに目をふせ、哲博の腕をぎゅっとつかんだ。
「…寒いからこのままでもよい…」
「そうか…」
「てっ…哲博が体調崩したら困るからっ…」
「うん…」
「……月…」
「?」
「……一緒に見れてよかった…」
「!」
本当に…このように自分の心をつかんで離さない存在は今までいなかった…
抱き締める腕に力が入る…
「哲博…?」
「……宗は暖かいな…」
「…さっきは冷たいとかいってた…」
「あぁ…そうだったか?」
「…いい加減だな…」
その暖かい心根が…どれだけ自分を癒してくれるのか…この子は知らないのだろうな…
「綺麗だな…」
それは月のことなのか…月明かりの中の白拍子のことなのか…
月だけがふたりをみている…
minmin さんが素敵絵かくから悪いのです←?
つい書きたい病がでてしまったではないですかっ!!
白拍子ちゃんは可愛いですよね♪
また素敵絵よろしくです。
minさんの素敵な絵に、卯月さんが誘われて素敵かわいい文を付けて下さいましたvvvv
もうなに?抱きしめられると虫の音が聞こえないとか、もうもう、ドキドキ言い過ぎってことですよね?!超かわゆいv
月に虫の音しか聞こえないその静かな夜に、白拍子の耳の奥ではきっと気分の鼓動と将軍の衣擦れの音とか、息づかいとか、そういうのしか聞こえなくなっちゃって、うっかり虫の音に耳がいかなくなってしまったんですね。
ああ、そうか、minさんのあのあどけない表情はふとそちらに気が言ってしまったときの絵なのですね!!
それを気づかれまいと、余計にツンな態度を取ってしまう、白拍子。
でも、離れるかと言われればそれは、それは惜しい程のぬくもりがそこにはあって、色々一杯自分に言い訳してその場所をキープしたであろう、そのかわゆさに、minさんの絵と卯月さんの文章でダブルノックアウトされてしまいました。
ああ、ノックアウトさ!
しかもね、ツンからの〜〜〜〜月一緒に見れてよかったですよ?!もう、なに?!
かわゆすぎ><!
将軍の心もがっちりでございます。
手放す訳がございません。
永久に将軍のお膝は白拍子がキープでございます。
minさんの妄想かき立てる、雰囲気あるあの絵から、これまた素敵な化学反応、誰得、庭得でございました。
minさん、卯月さん、素敵な絵と文を有り難うございました!
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